2022年02月
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ヘリウム顕微鏡、アンモニア合成、窒素使用の研究プロジェクトに助成金 豪ニューカッスル大学

オーストラリアのニューカッスル大学(University of Newcastle)は1月13日、同大学の研究者らがオーストラリア研究会議(ARC)から総額130万豪ドル以上の助成金を授与されたと発表した。

オーストラリア初の走査型ヘリウム顕微鏡(scanning helium microscope)を開発するポール・ダスツール(Paul Dastoor)教授らの研究チームは「ARC Linkage Infrastructure, Equipment and Facilities(LIEF)」プログラムから42万347豪ドルを授与された。この顕微鏡技術は、低エネルギーの中性ヘリウム原子ビームを用いて、デリケートな試料を破壊せずに観察することを可能にする。

先進ナノ材料グローバルイノベーティブセンター(Global Innovative Centre for Advanced Nanomaterials)からは、企業と共同研究を行う2つのチームが「ARC Linkage Projects」プログラムの2021年第1ラウンドに選出された。ジャバオ・イー(Jiabao Yi)準教授らは、ナノスケールの加熱技術を用いてアンモニアを効率的に合成する方法を開発するプロジェクトに対し、52万豪ドルを授与された。アンモニアは水素の貯蔵媒体として期待されている。

ナンティ・ボラン(Nanthi Bolan)教授らは、窒素使用効率を高め、農業の生産性を向上することを目的とした肥料の開発プロジェクトに対し、38万9,009豪ドルを授与された。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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