オーストラリア宇宙庁(Australian Space Agency)は1月24日、政府の民間宇宙産業戦略に基づく7つのロードマップの3つ目となる「地球上と宇宙のロボティクスとオートメーション(Robotics and Automation on Earth and in Space)2021-2030ロードマップ」を発表した。
(提供:豪政府)
このオーストラリア政府の10カ年戦略「The Advancing Space: Australian Civil Space Strategy 2019-2028」で掲げられた7つの優先分野に関して宇宙庁が作成しているロードマップの1つとして、この分野の成長を支援するための10年間の戦略をまとめている。
オーストラリアは資源の遠隔管理で世界有数の技術を有し、この技術を輸送や農業の分野でも活用している。
宇宙庁はこのような専門性を宇宙関連のロボット技術や遠隔操作・探索システムに利用できると期待する。こうしたシステムは、宇宙へのアクセスのコストが下がるにつれてより利用しやすくなっている。
このロードマップは産業界、研究者、政府機関、他の宇宙機関、関係者組織の協力を得て策定された。
残り4つの優先分野に関するロードマップも2022年中の発表が計画されている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部