オーストラリア政府は3月3日、地域における宇宙分野のリーダーとしてのオーストラリアの地位を確立するための新たな投資と改革の計画を発表した。
同国の宇宙へのアクセスを迅速に実現するための、以下の4項目を中心とした取り組みに6,500万豪ドル(約60億円)を投入する。
(提供:豪政府)
政府は、延期となっていた打ち上げに関する申請費用の導入を取りやめ、企業による将来への投資とオーストラリアからの打ち上げを促進する。
また宇宙庁は、産業界や政府機関と協力して、2040年までの宇宙関連の取り組みを国家全体ですり合わせるための「Space Strategic Update:SSU」というビジョンを策定する。このビジョンは、政府に将来の出資機会に関する方針を提供し、長期的な投資に関する意思決定を支援するという。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部