2022年04月
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資源技術・重要鉱物処理のプロジェクトに2億4,300万豪ドルの助成金 豪政府

オーストラリア産業・科学・エネルギー資源省(Department of Industry, Science, Energy and Resources)は3月16日、政府の「近代製造イニシアティブ(Modern Manufacturing Initiative:MMI)」の助成プログラム「コラボレーション・ストリーム(Collaboration stream)」 の資源技術・重要鉱物処理部門に選出されたプロジェクトに、総額2億4,300万豪ドル(約220億円)以上の助成金を授与することを発表した。選出されたプロジェクトには以下が含まれる。

  • ピュア・バッテリー・テクノロジーズ(Pure Battery Technologies):探鉱企業と共同で 蓄電池材料の精錬ハブを建設(1億1,960万豪ドル)。
  • アラフラ・リソーシズ(Arafura Resources Limited):オーストラリア初の希土類(レアアース)分離工場を建設(3,000万豪ドル)。
  • オーストラリアン・バナジウム(Australian Vanadium Limited ):グリーン水素を燃料とした新たな蓄電池産業を確立(4,900万豪ドル)。
  • アルファHPA(Alpha HPA Limited):鉱業技術企業と共同で 高純度アルミナ製造施設を建設(4,500万豪ドル)。

選出されたプロジェクトは、政府の「製造業重点分野(National Manufacturing Priority)」を変革し、輸出機会を創出するとともにオーストラリア経済の強靭性を高めると期待されている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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