オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は3月20日、同機構のプラスチックごみ削減ミッション「Ending Plastic Waste Mission」に、産業界、政府、大学、その他の団体と共同で5,000万豪ドル(約45億円)を投資すると発表した。
オーストラリアでは年間100万トンの使い捨て(single use)プラスチックが消費され、そのうち12%しかリサイクルされていない。CSIROはこのミッションを通じてオーストラリアのプラスチックごみを80%削減することを目標としている。
(提供:CSIRO)
世界のプラスチックの使用量が2040年までに倍増すると予測されるなか、CSIROの最高経営責任者であるラリー・マーシャル(Larry Marshall)博士は、この大きな目標の達成には、産官学にまたがる「チーム・オーストラリア」としての協力が必要だと強調した。 このミッションの下では以下のような研究が行われる。
CSIROはこのミッションの一環として、マードック大学(Murdoch University)と共同で100%堆肥化可能なバイオプラスチックの開発を行う。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部