2022年05月
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科学技術の国際共同研究の支援でファンドの優先分野とパートナーを発表 豪政府

オーストラリア科学技術担当相は4月7日、「グローバル科学技術外交ファンド(Global Science and Technology Diplomacy Fund:GSTDF )」の「戦略要素(strategic element)」の1年目の優先分野と、特定パートナー(Identified partners)として指定する国を発表した。

(提供:豪政府)

この6,020万豪ドル(約56億円)のファンドは「戦略」と「二国間(bilateral)」の2つの要素で構成され、以下の活動を通じてオーストラリアの科学技術外交を支援することを目指す。

  • 世界最高水準の知識、技術、研究基盤を利用するための資金を提供する
  • 海外のパートナーとの連携を促進する

戦略的要素は柔軟な出資制度であり、2022年は以下の4つの優先分野における特定パートナーとの共同プロジェクトに出資する。

  • 先進製造:米国、イタリア、英国、フランス、スイス
  • 人工知能(AI)・量子コンピューティング:日本、英国、フランス、スペイン、米国
  • 水素製造:ドイツ、カナダ、マレーシア、韓国、タイ
  • RNA(mRNAを含む)ワクチン・治療:米国、スペイン、日本、ブラジル、シンガポール

同ファンドではオーストラリアの大学、企業、政府機関、非営利部門の研究者を対象に、2022年中に助成金の申請受付を開始する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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