2022年06月
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地球観測衛星4基の開発を含む国家宇宙ミッションを発表 豪政府

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)によると、同国政府は地球観測衛星4基の設計、組み立て、打ち上げ、運用を含む「地球観測のための国家宇宙ミッション(National Space Mission for Earth Observation:NSMEO)」を発表した。3月30日付。

このプログラムは宇宙庁(Australian Space Agency)が主導し、CSIRO、オーストラリア地球科学機構(Geoscience Australia)、気象局(Bureau of Meteorology)、国防省(Department of Defence)が協力する。政府はこのプログラムに12億豪ドル(約1000億円)近くの予算を割り当てている。

地球観測衛星は天気予報や自然災害対応、環境管理、農業支援等を通じて、国民の日常生活で重要な役割を果たしている。

CSIROの最高責任者であるラリー・マーシャル(Larry Marshall)博士は、「新たな衛星を通じて国家独自の衛星能力を構築し、不可能に思える課題に対処する能力を向上させる」と語った。

CSIROは国内外で地球観測に協力してきた実績に基づき、NSMEOプログラムで以下を含む領域を担当する。

  1. 新しい地球観測衛星: CSIROは衛星の設計、技術仕様を支援するほか、衛星が収集したデータを利用可能にするためのデータハブや、衛星データを活用するための国際科学ネットワークチームを構築する。
  2. 新しい衛星の校正・検証設備: CSIROは地上の衛星校正・検証施設の国内ネットワークの構築と管理を主導する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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