オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)によると、同国政府は地球観測衛星4基の設計、組み立て、打ち上げ、運用を含む「地球観測のための国家宇宙ミッション(National Space Mission for Earth Observation:NSMEO)」を発表した。3月30日付。
このプログラムは宇宙庁(Australian Space Agency)が主導し、CSIRO、オーストラリア地球科学機構(Geoscience Australia)、気象局(Bureau of Meteorology)、国防省(Department of Defence)が協力する。政府はこのプログラムに12億豪ドル(約1000億円)近くの予算を割り当てている。
地球観測衛星は天気予報や自然災害対応、環境管理、農業支援等を通じて、国民の日常生活で重要な役割を果たしている。
CSIROの最高責任者であるラリー・マーシャル(Larry Marshall)博士は、「新たな衛星を通じて国家独自の衛星能力を構築し、不可能に思える課題に対処する能力を向上させる」と語った。
CSIROは国内外で地球観測に協力してきた実績に基づき、NSMEOプログラムで以下を含む領域を担当する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部