2022年08月
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気候変動・エネルギー・環境・水資源省を新設―豪州で省庁再編

オーストラリア政府は7月1日付けで、産業・科学・エネルギー資源省(Department of Industry, Science, Energy and Resources:DISER)を、産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources:DISR)へと変更した。行政組織令(Administrative Arrangements Orders)の発令に伴う組織改革の一環。

再編で発足した産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources:DISR)のロゴ
(提供:DISR)

これまで産業・科学・エネルギー資源省が担っていた気候変動やエネルギーに関する業務は、新設の気候変動・エネルギー・環境・水資源省(Department of Climate Change, Energy, the Environment and Water:DCCEW) へと移行する。同省にはエネルギーインフラストラクチャ担当コミッショナー(Australian Energy Infrastructure Commissioner) や海洋科学研究所(Australian Institute of Marine Science)等、7つの役職・機関が移行される。

再編された産業・科学・資源省は、それまでの産業、科学、資源関連の業務を担うほか、首相内閣省(Department of Prime Minister and Cabinet)が所掌していた業務の一部を引き継ぐ。同省には、首相内閣省から、「サプライチェーンレジリエンス事務局(Office of Supply Chain Resilience)などの事務局や作業部会が移行される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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