オーストラリアのディーキン大学と、グローバルIT 企業であるNTTオーストラリアのパートナーシップであるCyRiseは、同国ニューサウスウェールズ (NSW) 州政府の100 万豪ドル(約9500万円)規模のサイバーセキュリティ・アクセレラーター・プログラムを運営する。8月12日付け発表。
CyRiseはシドニーのテックセンター地区に設置した新しい場所で、ブートキャンプのほか、目玉となる14 週間スタートアップ・アクセラレーター・後期急成長型企業向けの新しいスケールアップ・プログラムを実施する。
新興企業はCyRiseのプログラムを通じて、国際的なベストプラクティス、業界のメンター、投資家候補や顧客候補を知ることとなる。同プログラムは2017年に設立され、プログラム修了企業は27社に上る。
ディーキン・リサーチのエグゼクティブディレクターでCyRise取締役のバージニア・ホアルー (Virginie Hoareau) 氏は、同プログラムはサイバーセキュリティの新興企業にとってユニークなアクセラレーターとなり、「優れたサイバーセキュリティ研究に専念できるため、真の経済成長を生み出すことができます」と期待を表明した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部