2023年06月
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温室効果ガス排出量算定のための農業部門に共通の枠組みを策定 豪州CSIRO

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は5月2日、豪州の農業部門の温室効果ガス(GHG)排出量を算定するための共通の枠組み(Common Approach to GHG Accounting for Australian Agriculture)を発表した。

この枠組みは、地方研究開発法人(RDC)が設立した非営利組織Agricultural Innovation Australia(AIA)の委託を受けて、CSIROがRDC、州政府機関、専門家らと共同で策定したものである。データ収集やデータの質に関する国際標準や一般的ガイダンスに可能な限り沿った原則に基づき、透明かつ信頼できる排出インベントリを作成するための算定方法を示している。

AIAのCEOであるサム・ブラウン(Sam Brown)氏は、豪州の農業部門全体を対象としたGHG算出のガイダンスはこれまで存在しなかったと指摘し、「このプロジェクトにより、GHG排出量を算定するための合意された基準プロトコルと共通の用語の定義が得られた。これは農業部門がGHG報告における一貫性や透明性、信頼性を向上するための強力な基盤となる」と語った。

既に複数のRDCが、作物別のプロジェクトや既存の手法をこの枠組みに合わせて調整する取り組みを始めているという。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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