オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が7月4日、人間と人工知能(AI)が協働する「コラボレーティブ・インテリジェンス(collaborative intelligence)」によって優れた成果を挙げている事例を、救助、創作、医療等さまざまな分野から公表した。
AIが人間の仕事を奪う可能性が危惧されているが、直感や判断力、創造性といった人間独自の能力を、AIの計算能力やデータ処理能力と適切に組み合わせることで、全く新しい業務環境を作り出せる可能性がある。以下の6例は、CSIROの研究チームが発見した「真のコラボレーションインテリジェンス」が実現されている16の事例の一部である。
コラボレーティブ・インテリジェンスは人間とAI を最大限に活用するための鍵だという
MITによるシェリーは、世界初の共同 AI ホラー作家だ。 DALL-Eとのコラボのイメージ
私たちの仕事の未来は、AI とのコラボが関係している。このイラストはDALL-Eとの共同制作
(提供:いずれもCSIRO)
これらのプロジェクトは、コラボレーションインテリジェンスが既に実践されていることを示している。今後AIの理解力や人とのコミュニケーション能力が進化するにつれ、可能性は無限に広がると考えられる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部