オーストラリアのジェイソン・クレア(Jason Clare)教育相が、「2001年オーストラリア研究会議(ARC)法のレビュー」で提示された推奨事項について同意を表明した。これを受けてオーストラリア科学アカデミー(Australian Academy of Science)は8月22日、同相の同意を称賛した。推奨事項は以下の10項目。
同アカデミーのチェンヌパティ・ジャガディッシュ(Chennupati Jagadish)会長は、この改革により、現在よりもはるかに堅牢で研究中心のシステムが創られるだろうと語り、改革の内容に関して、「研究案に対する大臣の裁量による拒否権の行使を制限することは、特に重要な改革であり、国家の研究コミュニティに大きな安心をもたらす」と述べた。
同アカデミーはARC法の適切な改正に向け、ARCおよび連邦政府と協力して取り組めることを楽しみにしているとしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部