オーストラリア政府のマデレーン・キング(Madeleine King)資源相兼北部オーストラリア担当相はパリを訪問し、フランス政府のアニエス・パニエリュナシェ(Agnès Pannier-Runacher)エネルギー移行相と、「重要鉱物に関する二国間対話(Bilateral Dialogue on Critical Minerals)」協定に署名した。9月28日付。
協定に署名し握手する豪政府のキング資源相(左)と仏政府のパニエリュナシェ・エネルギー移行相
(出典:豪政府)
この協定の下で両国は、以下を目的とした共同研究を行う。
重要鉱物はクリーンエネルギー技術やハイテク医療、防衛などの用途に不可欠な材料であり、豪州はこれらの鉱物の信頼できる輸出国としての地位を確立している。
強力な国際パートナーシップと安全なサプライチェーンの創出は、豪政府の「重要鉱物戦略(Critical Minerals Strategy)2023-2030」の重要な目標の1つとなっている。協定締結に際しキング資源相は、「共同研究では、重要鉱物の安定したサプライチェーンを確保する上での障壁を克服するために両国の政府ができることを検討する」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部