2024年01月
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天然ガス関連の温室効果ガス排出量の測定・監視・報告・検証枠組みの作業部会、豪・日などが参加

オーストラリアの産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)は、天然ガスサプライチェーンにおける温室効果ガス(GHG)の測定・監視・報告・検証(Measurement, Monitoring, Reporting and Verification:MMRV)の枠組みを策定するための国際作業部会に参加する。

(出典:豪政府)

この枠組みは、天然ガスのさまざまなサプライチェーンをGHG排出量によって差別化することにより、排出削減を促すことを目的としている。現状では、このような一貫した枠組みが存在しないため、以下のような状況が生じている。

  • 報告された排出量を検証できない
  • より良好なGHGプロファイルを持つ天然ガスを買い手が要求したり、サプライヤーが提供したりすることが困難である

同作業部会は、生産前から最終出荷までの国際的なサプライチェーン全体にわたるGHG排出量のMMRVに向けた合意に基づくアプローチを策定することを目指す。

参加国および参加機関は次のとおり。

  • オーストラリア
  • ブラジル
  • カナダ
  • コロンビア
  • 東地中海ガスフォーラム(East Mediterranean Gas Forum)(オブザーバー)
  • 欧州委員会
  • フランス
  • ドイツ
  • イタリア
  • 日本
  • ノルウェー
  • 韓国
  • 英国
  • 米国

(2023年11月16日付発表)

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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