オーストラリアの人工知能(AI)エコシステムに関する最新の報告書『Australia's AI Ecosystem Report 2023』が、同国の連邦科学産業研究機構(CSIRO)により発表された。それによると、豪州には若く敏捷なAIエコシステムが急速に成長している一方で、研究成果の商用化という課題があることが明らかになった。
最新の報告書によると、オーストラリアに本社を置くAI企業は544社あり、創業年数の中央値は6年とのことだ
(出典:CSIRO)
この報告書は企業や投資家、政府、研究機関に向け、豪州のAIエコシステムの現状と発展に向けた道筋を示している。今回得られた知見には以下のようなものがある。
豪州国内のAIエコシステムの状況を追跡したこのような調査は、政府や企業が豪州産AIの成長を促進するための政策や戦略を立案するうえで有用なデータとなる。
CSIROが2023年12月11日付で公表した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部