(出典：豪政府)

オーストラリア産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)は4月15日、「医療科学共同投資計画(Medical Science Co-investment Plan)」を発表した。

この計画は、国内製造の強化に向けた7つの優先分野に対する共同投資計画の1つ目となる。医療科学において豪州の強みを活かせる政府・産業界向けの投資機会や高い経済的潜在力を持つ分野をまとめ、潜在的な投資機会として以下を取り上げている。

• デジタル医療
• 医療機器
• 革新的治療法
• 持続可能性

同分野の製造強化に向けて政府や産業界がさらなる行動を起こすべき分野としては以下を挙げている。

• スキルと能力の利用可能性
• 需要
• 連携と調整
• サプライチェーンの多様化
• 研究の商用化
• 規制・ビジネス環境(Regulation and business settings)

さらにこの計画では、以下の概要も記している。

• 豪州の医療科学産業の現状と投資トレンド
• 国内の研究の商用化を支援する既存のイニシアティブ。産業成長プログラム(Industry Growth Program)や国家再生基金(National Reconstruction Fund)など。

豪政府は現在、以下の残り6つの優先分野における共同投資計画の策定にも取り組んでいる。

• 資源における付加価値
• 農林水産業における付加価値
• 輸送
• 再生可能・低排出技術
• 防衛力
• 実現能力(enabling capabilities)

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部