(出典:豪政府)
オーストラリア産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)は9月5日、傘下の国立AIセンター(NAIC)が豪市場調査会社フィフスクアドラント(Fifth Quadrant)と共同で、豪州の組織による責任あるAI慣行(responsible AI practices)の実践状況を評価した報告書「Responsible AI Index 2024」を発表したことを伝えた。
この報告書は、組織のAI戦略に関する意思決定を担う上級管理者ら413人を対象に実施した調査の結果をまとめている。業種は建設、金融、政府、健康、教育、通信、小売、ホスピタリティ、公益事業、運輸など広範にわたる。
報告書で述べられている知見には以下のようなものがある。
豪州政府は、豪州の企業によるAIの安全かつ責任ある導入を支援するための標準と指針の策定に取り組んでおり、NAICは最近、責任あるAIの開発・導入のベストプラクティスを示す「自主的AI安全基準(Voluntary AI Safety Standard)」を発表している。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部