(出典:豪政府)
オーストラリア産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)は9月5日、傘下の国立AIセンター(NAIC)が、豪州の企業による安全で責任と透明性あるAIの使用を支援する「自主的AI安全基準(Voluntary AI Safety Standard)」を策定したことを発表した。
この安全基準は、AIシステムやAIサービスを開発・調達・導入する豪州の企業・部門・業界に対し、人間中心のアプローチに基づき、AIの利益を認識し、AIがもたらしうるリスクを避けるための10の自主的な安全策を提示している。その概要は以下の通り。
この安全基準は、企業が以下を行う上で有用となる。
豪州政府は現在、リスクの高い状況におけるAIの使用に対応するための、強制的な(mandatory)アプローチを含む方法を検討している。今回の安全基準はそのステップの1つであり、今後6カ月にわたって継続的に更新される。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部