(出典:豪政府)
オーストラリアのガバナンス・リスク管理専門家の協会Governance Institute of Australiaが、豪国立AIセンター(NAIC)と共同で、人工知能(AI)ガバナンスに関するホワイトペーパーを公開した。豪産業・科学・資源省(DISR)が9月11日に発表した。
豪州のビジネスリーダーは組織にAIを導入するにあたり、独自の課題や機会に直面している。本書は、ビジネスリーダーらの経験と、NAICが最近発表した「自主的AI安全基準(Voluntary AI Safety Standard)」を結びつけ、AI導入の推奨事項や実用的指針を提供することを目的としている。
本書は、さまざまな分野の専門家を集めた3回のラウンドテーブルディスカッションで議論された以下のトピックを柱として構成されている。
これらのラウンドテーブルで得られた専門家の見解と、AIの変革的な力を示す実世界の事例に基づき、著者らは、AIにおける最新のトレンドや課題、機会を探索している。さらに、企業がこの技術を活用して成長を促進し、効率性を高め、価値を創造する方法を概説している。
Governance Institute of AustraliaはNAICが運営する「責任あるAIネットワーク(Responsible AI Network)」に参加している。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部