オーストラリアのニューカッスル大学(University of Newcastle)の代表者はサモアを訪問し、サモア政府の天然資源・環境省(MNRE)と、太平洋地域のクリーンエネルギーや沿岸レジリエンス(coastal resilience)に関する課題への共同の取り組みに向けた5年間の了解覚書(MoU)に署名した。同大学が9月26日付けで発表した。
このMoUは、太平洋地域環境計画事務局(SPREP)とのMoUなどを通じて同大学が構築している太平洋地域との関係を基盤とし、科学面、社会経済面、国際教育面での関与を通じて、太平洋地域が直面している複雑な変化に対応するための計画を提示するものである。
このMoUの下で両者は、以下の活動に協力して取り組む。
今回のサモア滞在中、同大学の代表者は、パートナー組織と会談し、同地域の主要なテーマや優先事項について議論した。特に、持続可能なエネルギーの生産・貯蔵、系統安定性、システムインテグレーション、廃棄物のエネルギー化(waste-to-energy)、循環型ソリューション、地域社会との協議を通じたソーシャルライセンス、沿岸レジリエンスなどのトピックが議題となった。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部