(出典:豪政府)
オーストラリア国家計量機関(NMI)は9月9日、ニュージーランドの計量標準研究所(MSL)との間で、協力に関する新たな取り決め(arrangement)に合意した。
今回の取り決めは2007年に初めて締結された了解覚書(MoU)に続くものであり、次のような分野における両国間の科学的連携を継続するための枠組みを提供している。
NMIとMSLはこの取り決めの下で、計量学における相互の合意により決定したプロジェクトに協力して取り組み、知識を交換する。推進される協力活動の種類には、インド太平洋および太平洋地域の支援や先住民族およびマオリとの関係構築を目的とした活動も含まれている。
今回の更新は、国際協力を通じて科学的卓越性とイノベーションを促進するという両機関の強い意志を表している。この取り決めは今後5年間有効となる。
NMIとMSLは豪州とニュージーランドの計量における最高機関であり、NMIはオーストラリア産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)、MSLはニュージーランド政府の研究機関キャラハンイノベーション(Callaghan Innovation)の傘下に置かれている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部