オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は11月18日、持続可能で長期的に機能する国家科学機関を実現するための広範な戦略の一環として、研究方針の変更と人員削減に関する声明を発表した。
CSIROは100年にわたりオーストラリアの発展に寄与し、変化する財政状況に適応するため、科学的問題の焦点を進化させてきた。CSIROは現在、運営コストの上昇により、財政的持続可能性の課題に直面している。発表された方針により、CSIROはオーストラリアが今後数十年にわたる課題に対処するために必要な科学の提供を可能にする。
CSIROの最高経営責任者であるダグ・ヒルトン(Doug Hilton)博士は、「CSIROの存在意義は、研究を通じて国に可能な限り大きなインパクトをもたらすことです」と述べた。CSIROは18か月にわたる包括的な研究ポートフォリオの見直しを通して、国家的課題に取り組むための技術的解決策の創出と展開に関する以下の重点分野を確認した。
この重点化に伴い、CSIROが十分な規模を持たず大きな影響を与えることのできない分野や、エコシステム内の他機関がより適任である分野などその他の研究活動に関して、優先度を下げる必要がある。CSIROは研究の重点化を行うため、研究部門の役職を300~350人(フルタイム換算)規模で削減させる。
同博士は、「これは困難ではあるが、国の科学機関を守るために必要な改革です。これにより、オーストラリアとオーストラリアの国民にとって重要な課題解決を継続することができます」と強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部