オーストラリア産業・科学・資源省(DISR)は4月13日、産業成長プログラムを通じ、国家再建基金の重点分野における5件の新規プロジェクトに総額690万豪ドルの助成を行うと発表した。
同プログラムは、企業による革新的な新製品、プロセス、サービスの商業化を支援するものであり、スタートアップおよび中小企業に対し無料の個別助言を提供するとともに、要件を満たす企業はマッチング型助成金にも申請できる。
今回の助成対象は以下の通りである。
- バイオボーン(Bioborne)社(226万7343豪ドル): 人工知能(AI)を活用した閉ループ型微細藻類生産のスケールアップを支援し、試験を経て作物収量の増加に資する新たな植物生長促進剤の生産を目指す。
- Cシー・ソリューションズ(C Sea Solutions)社(210万7300豪ドル): プラスチック包装の代替となる持続可能な海藻由来製品「Uluu」の生産拡大を支援し、試験の完了、認証取得および商業化を行い、化粧品向けの持続可能包装分野への初の販売を目指す。
- シースケープ・レストレーションズ・オーストラリア(Seascape Restorations Australia)(75万豪ドル): メタン排出を低減する在来海藻の培養に用いる特許取得済み光バイオリアクターシステムを構築し、2件の新規特許出願およびモジュール型システムの実現可能性検証を行う。
- アストン・ダイナミクス(Aston Dynamics)社(150万豪ドル): 電動トレーラーブレーキ向け油圧ジェット技術の試作機の完成を支援し、製造規模の拡大と国際市場への参入の加速を図る。
- レヴール(Levur)社(25万豪ドル): 精密発酵プロセスの開発を継続し、化粧品、ニュートラシューティカルズ、食品用途向けの持続可能なパーム油代替成分の生産を進める。
同省は、アドバイザリーサービスへの申請を通じて、企業が成長機会を特定できるとしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部