5月4日、キャンベラにおいて、高市早苗総理とアンソニー・アルバニージー首相による日豪首脳会談が開催された。今般の会談では、「経済安全保障協力に関する日豪共同宣言」(以下、共同宣言)への署名に加え、重要鉱物の協力強化、エネルギー安全保障、日豪戦略的サイバーパートナーシップに関する各共同声明、及び、防衛・安全保障協力に関する首脳声明が発出された。
共同宣言では、AI、データセンター、量子、バイオテクノロジー、宇宙などの重要・新興技術について両国間の協力を促進することが明記された。アルバニージー首相は、同宣言について「経済ショックや不確実性への耐性を高め、信頼できるサプライチェーンを構築し、AIや量子、バイオテクノロジーといった重要技術の開発を加速させ、地域経済のレジリエンスを支えるもの」と意義を強調した。
また、同宣言では、イノベーションと先端技術が国家安全保障及び経済安全保障と不可分であるとし、防衛産業を含む重要・新興技術における協力が、両国の集団的強靱性と経済安全保障の強化に重要な役割を果たすとの認識が共有された。
さらに、戦略的サイバーパートナーシップでは、柱の1つにAIが掲げられ、AIを含む重要技術がもたらす機会と挑戦の双方に対応するため、さらなる協力に取り組むことで一致した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部