2026年07月
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中国との環境技術共同研究4件を採択 ニュージーランドMBIE

ニュージーランドのビジネス・イノベーション・雇用省(MBIE)は6月29日、ニュージーランド・中国戦略的研究連携(New Zealand-China Strategic Research Alliance)の2025年投資ラウンドで、環境技術分野の共同研究4件を採択したと発表した。

各プロジェクトには今後3年間で30万NZドルを支給する。採択された4件は以下の通り。

  • ニュージーランド・バイオエコノミー科学研究所は、ブロモホルム・マイクロエマルションを用い、牛など反すう動物のメタン排出量を30%以上削減する現場で利用可能な技術を開発する。
  • ワイカト大学は、石炭火力発電所から排出される不純物を含む二酸化炭素(CO2)を地下深部の塩水帯水層へ注入し、安全・確実に貯留する技術を開発する。
  • コースロン研究所は、炭素隔離など湿地の経済的価値に関する科学的根拠を強化し、自然を活用した沿岸湿地の再生を促進する社会生態学的手法を開発する。
  • オークランド大学は、CO2の回収と電気化学的変換を一体化し、CO2をゼロカーボン燃料へ変換するコストを大幅に削減する技術を開発する。

ニュージーランドと中国の科学者は40年以上にわたり協力してきた。1987年に政府間の科学技術協力協定を締結し、2003年に更新、2010年には戦略的研究連携を開始した。5カ年ロードマップにより両国は研究と関係構築の優先事項に合意しており、最新版は2027年まで続く。

2025年投資ラウンドの重点は、クリーン・再生可能エネルギー、気候変動への適応・緩和、CO2の回収・変換などの研究分野における環境技術だった。同連携はMBIEと中国科学技術部(MoST)による二国間事業で、科学協力を促進し、共通課題に取り組む共同研究を支援する。資金はMBIEのカタリスト基金を通じて提供され、中国側のパートナーはMoSTから支援を受ける。2026年の同連携の提案募集は2026年7月1日に締め切られる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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