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宇宙天気による列車遅延、従来説より7年後の1848年に発生か 豪RMIT

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)は9月17日、同大学などの国際研究チームが、宇宙天気によって英国の列車が遅れたとされる出来事は、従来の記録より7年後の1848年に起きた可能性が最も高いと明らかにしたと発表した。研究成果は学術誌Space Weatherに掲載された。

1840年代に電信網が敷設されると、地球の磁場の乱れに伴う電気的な異常が電信技師から報告されるようになった。1871年の学術誌Natureに掲載された記事は、1841年10月18日の「非常に強い磁気擾乱」が鉄道の信号に干渉し、英国エクセターを午後10時5分に出発する列車を16分遅らせたと記している。この日付が正しければ、宇宙天気が人間の技術に影響した最古の既知の事例となる。

ランカスター大学が主導した研究で、RMITのブレット・カーター(Brett Carter)准教授らが古文書を調べたところ、記録に登場するエクセターからスタークロスへの鉄道路線は1846年まで開通していなかった。研究チームは鉄道の時刻表、当時の新聞、太陽観測記録、オーロラの報告、デジタル化された地磁気記録を突き合わせ、この出来事は1848年10月18日に起きた可能性が最も高いと判断した。

エクセターの列車遅延は、宇宙天気が技術システムに影響を及ぼした最初期の記録の一つだが、最古ではない。現在知られる最古の信頼できる報告は、1847年3月に英国ミッドランド鉄道の電信システムが妨害されたというものだ。筆頭著者でランカスター大学のジム・ワイルド(Jim Wild)教授は「宇宙天気は新しい脅威ではなく、長く存在してきた自然災害です」と述べた。英国の国立宇宙研究所(RAL Space)の客員研究員、マイク・ハプグッド(Mike Hapgood)博士は、過去の出来事を解釈し将来の予測を強化するため、古い記録の保存が重要だと指摘した。現在も鉄道などの重要インフラは、電力システム、信号設備、衛星測位、通信網を通じて宇宙天気の影響を受けやすい。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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