ニュージーランドのビジネス・イノベーション・雇用省(MBIE)は10月2日、英国とニュージーランドの研究者、企業、政府機関を結ぶ新たな協力事業を通じ、宇宙研究とイノベーション分野の連携を強化すると発表した。両国は共同研究を支援し、有望技術の実用化や宇宙産業間の関係強化、商業化・投資機会の創出を目指す。
事業は、英国の「宇宙経済の拡大:よりスマートに、より迅速に、共に(Scaling the Space Economy: Smarter, Faster, Together)」プログラムにより実施する。英国は今後3年間で84万ポンド(約200万ニュージーランドドル)を拠出し、このうち2026~27年度には共同研究活動向けに32万ポンド(約75万ニュージーランドドル)を用意する。ニュージーランド側も同年度、国際的な科学・イノベーション協力を支える「カタリスト基金(Catalyst Fund)」を通じ、最大100万ニュージーランドドルを拠出する。
共同事業では、両国の研究・産業上の強みを組み合わせ、衛星データの活用改善をはじめ、新たな宇宙技術やサービスの開発、研究成果の実用化を促進する。また、初期投資後も継続する研究・商業・投資上の関係を構築し、成長する宇宙経済への参画と、安全な宇宙環境の形成につなげる方針である。協力機会や研究資金に関する詳細は今後公表する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部