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韓国原子力研究院(KAERI)

研究機関の概要

所在国 韓国
日本語表記 韓国原子力研究院(KAERI)
英語表記 Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)
現地語表記 한국원자력연구원
主管省庁・部局 科学技術情報通信部
本部所在地 (34057) 111, DAEDEOK-DAERO 989BEON-GIL, YUSEONG-GU, DAEJEON
キャンパス所在地 Jeongeup 支部 Gyeongju支部
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.kaeri.re.kr/eng/
ニュースページ https://www.kaeri.re.kr/eng/
予算(ドル) 426,732,745 ※2022年3月末換算
創立年 1959年

沿革

1959年、国立原子力エネルギー研究所として設立。1980年、韓国先進エネルギー研究所に改称、2007年、現在の名称となる。

組織・人員

組織

院長 副院長 監査部
【研究部門】知能型原子力安全研究所 核融合科学研究所 核サイクル環境研究所 革新的原子力システム研究所 先端放射線研究所等
核物質管理・処理・原子力安全関連センター 経営管理部門 研究支援部門

研究者数

1,744人

研究支援者数

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

以下の分野の研究開発に注力している。
【核安全技術】仮想原子炉のための技術、核燃料安全性に関する技術、地震・火災・複合リスクなどの安全課題解決に向けた技術、安全システムおよびヒューマンパフォーマンスの向上に関する技術、国家事故管理システムに関する技術、事故時の高濃度放射線領域に対する事前評価技術、使用済み燃料を含む放射性物質の輸送・貯蔵キャスク、リサイクルを前提とした核燃料サイクル(Pyro+FR)、KURTをベースとした深地層処分システム、原子力産業界と連携した放射性核種分析技術の開発
【イノベーションによる経済成長と雇用創出】SMR技術、次世代SMARTのための革新的な要素技術、基幹研究炉の設計・建設、輸出向け低・中・高熱出力の新型研究炉の開発、U-Moプレート燃料の開発
【放射線・核融合技術】地域と連携した放射線技術専門エコシステムの構築、電子ビーム実証研究棟の建設、研究開発に活用する放射線機器開発、サイクロトロンによる放射性同位元素の開発・生産、放射性同位元素の標識技術とその産業応用、高効率放射線生成技術の開発
【新未来技術】革新的な海洋原子炉のための基盤技術開発、離島・遠隔地エネルギー用長寿命超高温ガス炉の開発、宇宙探査・宇宙基地用原子力電源の開発、原子力電池のコア技術開発
【基礎科学研究】HANAROをはじめとする大型研究施設の安定稼働、大型研究施設の安全性向上、大型研究施設の性能向上、大型研究施設の世界シェア拡大、宇宙線・自然放射線のシミュレーション・影響評価技術の開発、パルス中性子やLi-8などの二次粒子の生成・利用技術の開発、粒子線による精密定量分析技術の開発

研究機関の特徴

韓国原子力研究所(KAERI)は、「政府出資の科学技術研究機関の設立、運営および育成に関する法律」に基づいて設立された政府出資の研究機関であり、原子力関連分野における活発な研究開発を通じて学術の発展、エネルギーの獲得、原子力の利用に寄与している。
1959年の設立以来、KAERIは韓国で唯一の原子力専門研究機関として活動してきた。過去60年以上にわたり、原子力技術の開発を推進・加速し、PHWRおよびPWR原子炉の国産化、蔚珍3・4号機に用いられた原子力蒸気供給システム(NSSS)の設計、多目的研究炉HANAROの設計・建設など、大きな成果を挙げている。
KAERIのミッションは、世界最高の原子力研究センターとして、人と環境を中心とした安全な社会の構築に取り組むことである。新しい研究分野に進出し、原子力利用により国民生活の質を向上させながら、より高い技術安全性と信頼性を獲得していくことを目標としている。

その他

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