CSIR中央薬物研究所(CSIR-CDRI)
研究機関の概要
所在国 | インド |
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日本語表記 | CSIR中央薬物研究所(CSIR-CDRI) |
英語表記 | CSIR-Central Drug Research Institute(CSIR-CDRI) |
現地語表記 | - |
主管省庁・部局 | 科学技術省科学産業研究機構(CSIR) |
本部所在地 | Sector 10, Jankipuram Extension, Sitapur Road,Lucknow 226031, Uttar Pradesh |
キャンパス所在地 | ラクナウ |
土地・建物等の面積(㎡) | 243 |
ウェブサイト | https://cdri.res.in/ |
ニュースページ | https://cdri.res.in/Newsletter_CDRI.aspx |
予算(ドル) | 21,667,227 ※(1USD=68.389Rs) |
創立年 | 1951年 |
沿革
CSIR中央薬物研究所(CSIR-CDRI)は、インドにおける医薬品研究開発分野の強化と発展を目指し、1951年2月、ネルー首相時代に設立されたインド初の薬物研究機関である。すべての人に安価な医療を提供するための新薬と技術、知識ベースの生成、医療分野の将来のリーダーの育成という使命を追求し、インド北部ウッタル・プラデーシュ州ラクナウで活動を続け2021年で70周年を迎えた。2012年からは現在のキャンパスに移行している。
組織・人員
組織
研究部門
生化学部 内分泌学部 植物学部 医薬・加工化学部 微生物学部 分子・構造生物学部 神経科学・エイジング生物学部 分子寄生虫学・免疫学部 薬学・薬物動態学部 薬理学部 毒物学・実験的医学部
フィールドステーション
CDRI臨床薬理学ユニット・セスGS医学カレッジ(ムンバイ) キングジョージ医学大学(KGMU:ラクナウ) 医学教育研究大学院(PGIMER:チャンディーガル)
研究者数
103人
研究支援者数
273人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
1990年代後半、マラリアに対する処方のためαβ-Arteetherが開発された。この製薬技術はムンバイのテミス・メディケア社に移転され、現在でも市場に出ている。最近では変形性関節症のための薬ジョイント・フレッシュが開発され、2018年に認可が下りている。
研究機関の特徴
CSIR中央薬物研究所(CSIR-CDRI)は、インド有数の医薬品研究機関であり、これまでにインドで発見・開発された21の新薬のうち13薬品がCSIR-CDRIの研究成果によるものである。そのうちArteether(商品名:E-mal)、BESEB(商品名:Memory Sure)、Centchroman(商品名:Saheli)は現在も市場に出ている。設立以来130以上の固有技術を製薬会社に提供し、インドの製薬産業の変容に大きく寄与している。またこれまでに、1万件以上の研究論文を査読付き雑誌に発表している。350以上のインド特許と90以上の国際特許を取得している。合計で1000人以上の博士号を輩出し卒業生の一部は、国内外の学術機関、バイオテクノロジー、製薬業界でトップクラスの役職についている。
その他
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