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CSIR中央電子工学研究所(CSIR-CEERI)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIR中央電子工学研究所(CSIR-CEERI)
英語表記 CSIR-Central Electronics Engineering Research Institute(CSIR-CEERI)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 Pilani - 333031 (Rajasthan)
キャンパス所在地 ピラニ・キャンパス(本部) ジャイプール・センター チェンナイ・センター
土地・建物等の面積(㎡) 720,000(ピラニ・キャンパス)
ウェブサイト https://www.ceeri.res.in/
ニュースページ https://www.ceeri.res.in/news/
予算(ドル) 12,141,545 ※(1USD=70.42Rs)
創立年 1953年

沿革

CSIR中央電子工学研究所(CSIR-CEERI)は、1950年、科学技術省科学産業研究機構(CSIR)の初代長官であるシャンティ・スワループ・バトナガル博士が、国内の有名実業家であるG.D. ビルラに、電子工学研究に専念する研究所の設立資金援助を依頼したことから始まった。その後、当時の首相ジャワハルラール・ネルーの尽力もあり、1953年9月、ラジャスターン州ピラニにCSIR-CEERI国立研究所が設立される。以降CEERIエレクトロニクス分野の研究開発を行う一流の研究機関として発展した。

組織・人員

組織

研究グループ
インテリジェントシステム・グループ マイクロシステムパッケージング・グループ 半導体デバイス設計グループ 半導体デバイス製造グループ ソシエタルエレクトロニクス・グループ 真空電子デバイス設計グループ 真空電子デバイス開発グループ

エクステンション・センター
ジャイプール・センター チェンナイ・センター

研究者数

81人

研究支援者数

166人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

2022年現在、インド政府IT局のファンディングにより、SAIL社の鉄鋼研究開発センター(RDCIS)と共同でオンライン熱延広幅帯鋼表面検査システムの開発プロジェクトに取り組んでいる。完成した視覚ベースの検査システムはボカロの鋼鉄工場でユーザーによる実用段階の実証試験が行われる予定となっている。

研究機関の特徴

CSIR中央電子工学研究所(CSIR-CEERI)は、インドをエレクトロニクス分野で自立させることを目的に研究開発活動を行っている。特にサイバーフィジカルシステム、マイクロ波デバイス、スマートセンサー分野の研究開発の発展・推進において、非常に重要な役割を担ってきた。また、研究開発だけでなく、先端半導体エレクトロニクス、先端電子システム、高出力マイクロ波システム工学の分野で、修士課程、博士課程の教育を提供している。日本との関係では、2014年以来広島大学との交流・連携関係が築かれており、2017年、広島大学には国内初のCSIRとの国際共同研究・教育ハブとなる「広島大学・CSIRハブオフィス」が設置されている。

その他

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