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CSIR構造工学研究センター(CSIR-SERC)

研究機関の概要

所在国 インド
日本語表記 CSIR構造工学研究センター(CSIR-SERC)
英語表記 CSIR-Structural Engineering Research Centre(CSIR-SERC)
現地語表記
主管省庁・部局 科学技術省科学産業研究機構(CSIR)
本部所在地 CSIR Road, Taramani, Chennai - 600113, Tamilnadu
キャンパス所在地 チェンナイ
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://serc.res.in/
ニュースページ https://serc.res.in/csir-serc-news
予算(ドル) 9,093,731 USD ※(1USD=73.93Rs)
創立年 1965年

沿革

1965年、CSIR構造工学研究センター(CSIR-SERC)は構造物における設計、建設に関する分野の専門研究機関として、南インド東側のタミル・ナードゥ州チェンナイ(旧マドラス)に設立された科学技術省科学産業研究機構(CSIR)傘下の研究所の1つである。設立以降あらゆる種類の構造の設計と建設に関するノウハウを開発してきた。2016年に打ち出された新ヴィジョン・政策計画のもとに研究開発活動を続けている。CSIR-SERCは、ISO 9001の認証を受けている。

組織・人員

組織

ラボラトリー
先端的コンクリート試験・ラボ(ACTEL) 先端的材料ラボ(AML) 先端的地震試験・研究ラボ(ASTaR) 疲弊・破砕ラボ(FFL) 特殊・多機能構造物ラボ(SMSL) 鋼鉄構造ラボ (SSL) 構造ヘルスモニタリングラボ(SHML) 理論・コンピューテイショナル機械学ラボ(TCML) タワー試験・研究ステーション (TTRS) 風工学研究所(WEL)

支援部門
ビジネス知識マネージメント・開発部 情報通信技術部 知識資源部 技能・人材資源部

研究者数

89人

研究支援者数

125人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

CSIR-SERCは、インドの住宅不足を鑑みた政府が進めている迅速に建築でき持続可能なエネルギー効率の良い集合住宅の研究開発プロジェクトを手がけている。このプロジェクトはCSIR中央建築研究所(CSIR-CBRI)、CSIR中央道路研究所(CSIR-CRRI)など他のCSIRの5つの研究所と協力して行われている。2019/2020年度、同プロジェクトの住宅構造要素の開発(WP1)、住宅構造の評価、標準化(WP2)、ガイドラインの作成など啓発部分(WP3)の作業が行われた。

研究機関の特徴

CSIR構造工学研究センター(CSIR-SERC)は構造工学分野の最新の知識のクリアリングハウスとして機能し、またあらゆる種類の構造物の設計ノウハウの獲得を目指して活動している。2007年には、土木工学アプリケーションとしてスマートセンサーによる遠隔構造ヘルスモニタリングを開発したことで、インド先端的材料・加工工学協会からラウ記念賞を受けている。同センターのタワー試験・研究ステーション (TTRS)では国内外の顧客から試験サービスを請け負っており2019/2020年度は合計15件のタワー構造が試験された。同年度、国際誌に52本、国内誌に12本の論文発表の実績を上げ、また30件以上のプロジェクトが手がけられている。

その他

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