農業研究所(アグリサーチ)
研究機関の概要
所在国 | ニュージーランド |
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日本語表記 | 農業研究所(アグリサーチ) |
英語表記 | AgResearch |
現地語表記 | Āta mātai, mātai whetū |
主管省庁・部局 | Crown Research Institutes (CRIs) のひとつ、CRIs担当大臣および財務大臣が株を保有する国有企業法人 |
本部所在地 | 1365 Springs Road, Lincoln 7674, Private Bag 4749, Christchurch 8140 |
キャンパス所在地 | Ruakura Agricultural Centre Grasslands Research Centre Hopkirk Research Insitute Te Ohu Ranghau Kai |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.agresearch.co.nz/ |
ニュースページ | https://www.agresearch.co.nz/news/ |
予算(ドル) | 116,000,000 |
創立年 | 1992年 |
沿革
AgResearchは、1992年のCRIs法により国有の企業法人となり、主に動物を飼育していたMAFTech(当時の農水省の研究部門)の牧畜関連部分と飼料・植物の研究を行ってきたDSIRの農業関連部分を統合するかたちで設立された。さらに、1999年には、旧ニュージーランド食肉産業研究所(MIRINZ)や旧ニュージーランドウール研究機関(WRONZ)といった研究機関と合併し拡大してきた。
組織・人員
組織
デジタル農業 レジリエント農業 エシカル農業 スマートフード 消費者との接点 食以外
研究者数
約900人
研究支援者数
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研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
AgResearchの2つの重点研究分野は、スマートで持続可能な農業システムと、食品とバイオ製品に関する研究である。具体的には高品質の農業製品を作成するための適切なシステムを通じて、環境コストをなるべくかけないかたちで消費者が製品にアクセスできるシステムを構築することを目指している。
研究機関の特徴
AgResearchは、ニュージーランド最大の輸出、収入源である農業をサポートするための新しい知識と技術を提供する上で重要な役割を果たしている。重点分野としては、デジタル農業、腸内微生物学、高たんぱく質食品の製造などのスマートフードの研究、気候変動に適応可能なレジリエント農業の実現に必要な植物遺伝学、飼料ゲノミクス、バイオセキュリティーの研究などがある。気候変動に対応しうるためのツールとして重要になる、低メタン放出羊の繁殖に成功した。この業績は、2021年のサイエンスニュージーランドアワードで最高賞を受賞している。さらに、マクドナルドと牛肉生産、再生農業の試験に関してパートナーシップを組んでいる。進行中のパイロット研究では、土壌中の栄養素の循環を促進させることで持続可能な牛肉生産に生かされている。
その他
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