ランドケアリサーチ
研究機関の概要
| 所在国 | ニュージーランド |
|---|---|
| 日本語表記 | ランドケアリサーチ |
| 英語表記 | Landcare Research |
| 現地語表記 | Mannaki Whenua |
| 主管省庁・部局 | Crown Research Institutes (CRIs) のひとつ、CRIs担当大臣および財務大臣が株を保有する国有企業法人 |
| 本部所在地 | 54 Gerald Street, Lincoln 7608, PO Box 69040, Lincoln 7640, New Zealand |
| キャンパス所在地 | Alexandra Auckland Dunedin Hamilton Palmerston North Wellington |
| 土地・建物等の面積（㎡） | － |
| ウェブサイト | https://www.landcareresearch.co.nz/ |
| ニュースページ | https://www.landcareresearch.co.nz/news/ |
| 予算（ドル） | 139,000,000 ※2022年3月27日換算(1NZD≒0.7USD） |
| 創立年 | 1992年 |
沿革
ランドケアセンターは、もともとニュージーランド政府のDSIRの一部であったが、1992年にCrown Research Institutesが設立されたときに独立した組織として設立された。そのプロセスの一環として、半商業化され、現在は政府部門としてではなく、政府所有の会社となっている。同センターに在職する科学者は、ニュージーランドの生物多様性、バイオセキュリティ、土地資源、環境に焦点を当てた世界トップクラスの研究に取り組んでいる。中央政府、地域行政の政策決定を科学の視点からサポートしている。国内の他のクラウン研究所、大学、企業、およびより広範な科学システムと協力することで影響力があり、より有用な研究を目指している。同センターは、iwiとMāoriのグループと緊密に協力し彼らの目標をサポートしている。さらに、利害関係者の関与と市民科学のインプットを通じて環境に対する公共およびコミュニティのニーズに対応している。ニュージーランドにおける重要なデータベースとコレクション、たとえば、生物学的資料、文化的知識、オンラインデータベース、およびツールのリファレンスコレクションの国内の3分の1を保有している。これらのリソースは、ニュージーランド全土および世界中の科学者にもオープンに活用されている。
組織・人員
組織
チーフサイエンスチーム GM サイエンスチーム サイエンス知識移転 GM開発 GM Maori開発 GMコーポレート・サービス 人事 広報・コミュニケーション
研究者数
約400人
研究支援者数
－
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
同センターでは、ニュージーランドの生態系を維持し、自然の動植物を繁栄させ、さまざまな生産やその他の目的のために土壌や集水域を保護するプロセスの研究を対象とするほか、生態系への影響、外国の雑草、害虫および微生物によるバイオセキュリティリスク、天然、製造、廃棄物の化合物の生成によって引き起こされる土地、水、空気への汚染の調査も行っている。さらに、非効率的な資源の使用と過剰な廃棄物を軽減するのに役立つツール、および資源の使用の生産性、ライフスタイル、ビジネスの実行可能性を改善するように設計されたシステムを開発するための研究も実施する。主要な研究は以下の6つ。１．生物多様性と自然生態系の健全な回復力の保護と回復 ２．自然および管理された生態系における害虫、病気、雑草の影響の抑制 ３．気候変動の影響の理解と適応 ４．農村環境の継続的な実行可能性のために、土壌、水路、景観の長期にわたる維持 ５．都市の生物多様性を強化し、構築環境への影響の少ないアプローチの開発 ６．環境的に持続可能で世界的に競争力のあるビジネス慣行の育成。
研究機関の特徴
同センターは、ニュージーランドにとって国家的に重要な生物のコレクションをいくつか保持している。たとえば、オークランドの植物からの微生物の国際コレクションは、液体窒素下または凍結乾燥アンプルに保存されている生きた細菌および真菌の標本を含む。現在、コレクションには20,000を超える標本がある。オークランドオフィスには、ニュージーランドの真菌タイプ種を含む80,000を超える乾燥真菌標本を含む真菌、ニュージーランド真菌（PDD）もある。ニュージーランド節足動物コレクション（NZAC）またはマオリのコテアイタンガペペケオアオテアロア。NZACには600万を超える標本があり（100万が固定され、500万が液体で保存）さらに、リンカーンのアラン植物園（CHR）には、世界中の種が保有されており、ニュージーランド地域と太平洋の植物（在来種と外来種）を専門としているほか、種子、果実、木材、植物の葉のキューティクル、液体保存標本、顕微鏡スライドの専門家によるコレクションもある。最も古いサンプルは、1769年から1770年にクック船長がニュージーランドに最初に航海したときにバンクスとソランダーによって収集された91の複製標本である。
その他
－
