サイオン
研究機関の概要
所在国 | ニュージーランド |
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日本語表記 | サイオン |
英語表記 | Scion |
現地語表記 | Scion |
主管省庁・部局 | 1Crown Research Institutes (CRIs) のひとつ、CRIs担当大臣および財務大臣が株を保有する国有企業法人 |
本部所在地 | Tītokorangi Drive (formerly Long Mile Rd), Rotorua, 3010, Private Bag 3020, Rotorua 3046, New Zealand |
キャンパス所在地 | Christchurch |
土地・建物等の面積(㎡) | 1,140,000 |
ウェブサイト | https://www.scionresearch.com/ |
ニュースページ | https://www.scionresearch.com/about-us/news-and-events/news |
予算(ドル) | 56,000,000 |
創立年 | 1947年 |
沿革
サイオンは、林業、木材製品、木材由来材料、およびその他の生体材料セクターの研究、科学技術開発に特化した研究所である。1947年に政府所有の森林実験ステーションとして設立され、1949年にニュージーランド森林局の支援の下で正式にフォレストリサーチインスティテュート(FRI)と名付けられた。その後、プランテーション林業科学において国際的に広く認知されるようになった。1992年にニュージーランドクラウン研究所(CRI)として認定され、政府が完全に所有し、1993年ニュージーランド会社法に基づいて有限責任会社として構成されている。2005年に再生可能資源と廃棄物の流れからの新しい材料とエネルギーの開発を含む研究プログラムの成長を反映して、商号Scionが採用された。
組織・人員
組織
森林・バイオベースプロダクト 森林・ランドスケープ 森林・木材生産 財務 マーケティング 人事
研究者数
約300人
研究支援者数
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研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
主なプロジェクトとして、持続可能な森林経営と樹木の改良、林業のバイオセキュリティ、リスク管理および軽減、木材加工、木材関連のバイオエネルギー、廃棄物の流れ、その他の生体材料、土地利用の意思決定に情報を提供する林業および林業ベースの生態系サービスの研究がある。Scionは、他の研究プロバイダーやエンドユーザーと協力して、土地ベースのバイオセキュリティ、土壌および淡水管理、気候変動への適応と緩和、先住民の林業、産業バイオテクノロジーと高価値製造の開発も行う。
研究機関の特徴
昨年ドバイエキスポに展示されたNaviculaペンダントライトは、サイオンの科学者によって開発されたもので、パウア貝の殻の複合体を使用した持続可能なバイオベースのプラスチックを使用しており国を代表する技術として紹介された。さらに最近では、リモートセンシングの専門家であるInduforと協力し、森林の確立と固有の森林の断片を監視するための新しい商用サービスの開発に成功した。これはディープラーニングとリモートセンシングの組み合わせを使い、広大な植林を固定翼航空機ですばやくカバーしUAVベースの画像と比較して単位面積あたりのデータを収集しながら、植林の生物多様性の価値を理解し、改善するためのツールであり、国際的にも高く評価されている。
その他
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