国家実験研究院
研究機関の概要
所在国 | 台湾 |
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日本語表記 | 国家実験研究院 |
英語表記 | National Applied Research Laboratories(NARLabs) |
現地語表記 | 財團法人國家實驗研究院 |
主管省庁・部局 | 科技部 |
小研究所名 | 国立実験動物センター(NLAC) 国立地震工学研究センター(NCREE) 国立宇宙機構(NSPO) 国立ハイパフォーマンスコンピューティングセンター(NCHC) 台湾半導体研究所(TSRI) 台湾機器研究所(TIRI) 科学技術政策研究情報センター(STPI) 台湾海洋研究所(TORI) |
同英語表記 | National Laboratory Animal Center (NLAC) National Center for Research on Earthquake Engineering (NCREE) National Space Organization (NSPO) National Center for High-performance Computing (NCHC) Taiwan Semiconductor Research Institute (TSRI) Taiwan Instrument Research Institute (TIRI) Science & Technology Policy Research and Information Center (STPI) Taiwan Ocean Research Institute (TORI) |
同現地語表記 | 國家實驗動物中心 國家地震工程研究中心 國家太空中心 國家高速網路與計算中心 台灣半導體研究中心 台灣儀器科技研究中心 科技政策研究與資訊中心 台灣海洋科技研究中心 |
本部所在地 | 106214 臺北市大安區和平東路二段106號3樓 |
キャンパス所在地 | 台北キャンパス(本部) 高雄キャンパス 新竹キャンパス |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.narlabs.org.tw/en |
ニュースページ | https://www.narlabs.org.tw/en |
予算(ドル) | 225,000,000 |
創立年 | 2003年 |
沿革
2003年6月に設立された国家実験研究院(NARLabs)は、国家科学技術開発システムの垂直統合を目指す科技部(科学技術省に相当)の傘下機関であり、8つの国立実験研究センターで構成されている。
組織・人員
組織
董監事会 院長室 院本部 実験研究各研究センター
研究者数
580人
研究支援者数
576人
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
・国立陽明交通大学、東海大学と共同で開発した「スマートクラウド技術」がR&D 100 Awardsを受賞
・クラウド型教育システムは、多くの学校で採用され、世界的なコンテストである「Red Hat Innovation Award for Asia Pacific」を受賞
・花蓮慈済病院が共同で開発した「スマート薬箱」が、「第18回国家革新賞-臨床革新賞-革新的医療サービス」を受賞
・国立台湾大学医学部との共同研究による「無抽出残留農薬迅速検出システム」の開発が、第18回国家革新賞-研究学習革新賞を受賞
・国立陽明大学医学工学部計測センターと開発した「人工下顎骨とインプラント骨のバイオニック構造」が、第18回国家革新賞-科学研究革新賞を受賞
・「沙鹿C地区5Dインテリジェント維持管理システム」が、インテリジェント生活空間イノベーションコンテストの「Nest to the Future」部門で最高名誉金賞を受賞
・FORMOSAT-7コンステレーションの6つの衛星の打ち上げに成功
研究機関の特徴
NARLabsのモットーは「技術革新は台湾の護り(創新科技 守護台灣)」である。各研究所のコア技術や施設を統合し、「地球環境」「情報通信技術」「バイオメディカル技術」「科学技術政策」分野の研究開発・技術サービスのプラットフォームを国内の産官学・研究者に提供している。科技部の国家的な科学技術振興の取り組み(台湾の「2030年ビジョン」は、AI、5G、Internet of Thingsといった革新的な技術が社会を牽引していくことを期待するもの)に沿って、「研究開発基盤の構築、学術研究の支援、先端技術の推進、科学技術人材の育成」という4つのミッションを掲げ、「グローバルエクセレンスの追求とローカルインパクトの創出」というビジョンと「技術の革新と台湾の保護」との運営目標のもと活動している。NARLabsは研究開発のプロセスにおける川上と川下のセグメントを調整するプラットフォームとして機能することが企図されている。関連して、次世代スマートエレクトロニクスや実験用生物材料などの分野のプラットフォームを構築することで、台湾の情報通信技術やバイオテクノロジー産業の発展ポテンシャルを向上させることが期待されている。NARLabsが構築する研究開発プラットフォームは、社会的な利益と価値を創造するという使命も担っている。台湾の優れた研究チームと連携して、挑戦的かつ社会的価値のある多様な研究開発イニシアティブを育成していく責務を負っている。
その他
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