2024年06月
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企業と風力発電プロジェクト、協力協定締結へ フィリピン大学

フィリピン大学(UP)は5月15日、アヤラ・グループ(Ayala Group)傘下のエネルギー企業であるエーセン株式会社(ACEN Corporation)と「アイラ・ウインド(Isla Wind)風力発電プロジェクト」に関する協力協定を締結したと発表した。

5月10日にUPボニファシオ・グローバル・シティ校で調印式が行われ、ACEN最高経営責任者兼社長のエリック・フランシア(Eric Francia)氏、ACEN常務取締役兼法務顧問のドジエ・ラガゾ(Dodjie Lagazo)氏、UP学長のアンジェロ・A・ヒメネズ(Angelo A. Jimenez)氏、UP開発担当副学長のダニエル・C・ペックリー(Daniel C. Peckley)氏らが出席した。

ACENは、Isla Windプロジェクトを通じて、フィリピンの再生可能エネルギーの拡大を目指し、ラグナ州とケソン州の3つの市町村にまたがる土地で335MWの風力発電に必要なインフラ整備を行う予定である。

インフラの一部はUPが共和国法第2990号(「フィリピン大学に中央実験場を設置する法律」)に基づいて所有する土地内に設置されるため、今回の協定締結により、UPはACENにアクセス道路と送電線の建設を許可する。この土地は元々、フィリピン政府が教育と研究目的でUPに割り当てたもので、Isla Windプロジェクトにより、UPは中央実験場として風力発電の実験を行うことができるようになる。

ACEN最高経営責任者兼社長のフランシア氏は、「本取り組みはACENの再生可能エネルギープロジェクトの中で最大かつ最も複雑なものの1つです。UPの支援に感謝し、持続可能な取り組みでの協力をさらに拡大することを楽しみにしています」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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