2024年08月
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科学技術分野において、ドイツとの協力を強化 ベトナム

ベトナム科学技術省(MOST)は7月3日、MOSTの大臣が6月25日~28日にかけてドイツを訪問し、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)や大学、ハイテクパーク、スタートアップセンターで、関係者と科学技術協力を強化することを目的としたワーキングセッションを行ったと発表した。

MOSTのフイン・タイン・ダット(Huynh Thanh Dat)大臣のドイツ訪問の大きな目的は、6月27日にベルリンで開催されたMOSTとBMBFの第3回科学技術協力合同委員会への参加であった。隔年ごとに開催されるこの委員会は、科学技術開発とイノベーションに関するそれぞれの政策を更新するとともに、前回からの成果をレビューし、両国の協力活動の方向性と計画について議論する。

ベトナムとドイツは、今回の委員会を通して、政府機関や研究機関、大学、科学技術団体間で推し進める数多くの二国間協力プログラムを拡大することに合意した。両国は、2025年に迎える国交樹立50周年と科学技術協定調印10周年に向けて、これらの節目を記念する活動を企画するため協力することを確認した。

またベトナム代表団は、ハイテク企業が集積するハイテクパークを訪問し、ノルトライン=ヴェストファーレン州のスタートアップや技術移転を推進するセンター・オブ・エクセレンスや先駆的な技術を開拓してきたWILO SE社の社長と技術開発に関するワーキングセッションを行った。その後、ドルトムントにあるスマートファクトリーを見学した。

さらにベトナム代表団は、ドイツで最も歴史のある大学のひとつであるフンボルト大学と協力して、ドイツで活動するベトナム出身の科学者や知識人と面会した。またダット大臣は、フランクフルトにてヘッセン州科学研究・芸術文化大臣であるティモン・グレメルス(Timon Gremmels)氏と会談し、両者の協力提案について意見を交わした。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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