ベトナム情報通信省(MIC)は7月25日、各省庁や支部が運営する103のデジタルプラットフォームのリストを公開し、重複を避けるために定期的にリストを更新すると発表した。
今回公開されたリストは、それぞれの省庁や支部が開発した情報システムやアプリを含めたデジタルプラットフォームが記載されている。103あるデジタルプラットフォームの内訳は、財務省が31を占め最も多く、次いで公安省の11、建設省の10、内務省と法務省の各9、運輸省の8、計画投資省と教育・訓練省の各7の順となる。
リストは各省庁からの報告に基づいてMICが作成した。このリストの目的は、国のデジタルプラットフォームの利用を推進し、その重複を避けることである。また、デジタルプラットフォームのリストを定期的に更新することでもある。リストに掲載された29の省庁と政府機関のうち、18が全国展開されたデジタルプラットフォームを発表した。MICは地方自治体に対し、各省庁が開発したデジタルプラットフォームを利用するよう推奨している。プラットフォームの利用に問題があれば、プラットフォームの運営者からサポートを受けられる。
国家デジタルトランスフォーメーションプログラムやデジタル社会の推進に関わる国家戦略は、デジタルトランスフォーメーションを促進し、コストを削減し、運用効率を向上させるための画期的なソリューションとして、共通利用が可能なデジタルプラットフォームを検討している。
MICは、デジタルトランスフォーメーションを、工業化と近代化に必要な時間を短縮しスピードアップするための新しい開発手法と捉えている。また、ベトナムの人々に利益をもたらすために、デジタルトランスフォーメーションは、ベトナムが開発したデジタルプラットフォームでなければならない。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部