フィリピン科学技術省(DOST)は8月12日、2024年の科学・技術・イノベーション週間(NSTW)の祭典について、11月27~12月1日の期間、カガヤン・デ・オロ市のリムケットカイ・センターで開催すると発表した。
(出典:DOST)
カガヤン・デ・オロ市のNSTW開催は、昨年マニラ首都圏以外で初めて開催したイロイロ市での成功を受けてのものである。DOSTはNSTW期間中、パートナー機関や関係機関と共に、カガヤン・デ・オロ市やミンダナオ島の住民に関わるさまざまなフォーラムや活動、展示を行う。
祭典では、循環型経済に向けた廃棄物管理手法の発展と普及を目指して、ビジネスと地域社会に利益をもたらす再生可能エネルギー技術の導入を加速させることに焦点を当てる。
DOSTのレナート・U・ソリダム(Renato U. Solidum Jr.)大臣は、「科学・技術・イノベーション(STI)の年次最大の祭典をカガヤン・デ・オロ市で開催することは、同市だけでなく、ミンダナオ島全体に利益をもたらします。グリーンエコノミーの実践を進めることでさまざまな研究開発(R&D)や科学技術が、いかにして製品やサービスの質を強化し、持続可能なものにするのかについて地元の業界関係者が学ぶ機会を持つことになります」と述べた。
NSTWは2019年の公布780号に従い、毎年11月の第4週に開催される。これは、1週間の祭典期間中、学生や業界関係者、一般市民などからの多くの参加者を確保するための処置である。なお、今年の地域科学・技術・イノベーションウィーク(RSTW)は、4月のボホール島タグビララン市を皮切りに、11月第2週のダバオ市まで、全国のさまざまな場所で行われることになっている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部