フィリピン科学技術省(DOST)は11月21日、DOST傘下の森林産品研究所(DOST-FPRDI)がカガヤン・デ・オロ市のホテルで11月28日に開催するフォーラムで、竹を使ったテクノロジーを紹介し、活用のためのパートナーを募集することを伝えた。
DOST-FPRDIが開発した学校用多機能家具「Silyang Pinoy」を含む注目の技術 (DOST-FPRDIのFacebookページより)
(出典:DOST)
2024年の科学・技術・イノベーション週間(NSTW)は、「科学、技術、未来:安定し、快適で、安心できる未来のパートナー」というテーマと、「グリーン経済におけるソリューションの提供と機会の開拓」というサブテーマで、グリーン経済への呼びかけを行う。NSTWの一環として行われる「竹のイノベーション:グリーン経済のためのテクノロジー」と題されたこのフォーラムは、カガヤン・デ・オロ市とその近隣地域の利害関係者を対象に、DOST-FPRDIの竹テクノロジーを紹介し、パートナーシップの機会を促進することを目的としている。
フォーラムでは、マーギー・B・ディゾン(Margie B. Dizon)氏がDOST-FPRDIの概要を説明し、ロデル・A・パパ(Rodell A. Papa)氏が技術移転と商業化プロセスについて議論する。また、クリス・ジョンネル・フランス・ラナ(Chris Johniel France Rana)氏は、学校用の多機能家具の設計と開発について発表する。さらに、幾人かの話題提供者が、ウェルネス製品や八角接合システム、ペレットなどに関する竹のイノベーションを紹介する。
DOST-FPRDIが手掛けるその他のテクノロジーやイノベーションの紹介は、持続可能性クラスター展示のブースで行われる。この展示ブースでは、環境に優しい技術、持続可能な農業、責任ある成長を促す再生可能資源に関する紹介が行われる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部