シンガポールの南洋理工大学(NTU)は1月17日、インド工科大学ブバネーシュワル校(IIT-BBS)と持続可能なエネルギー開発に関する共同研究のためのMoUを締結したことを発表した。
(出典:NTU)
この提携は、太陽光、風力、水力、廃棄物発電システムの進捗に焦点を当て、再生可能エネルギー技術のイノベーションを推進することを目的としている。これらの技術は、効率を改善し資源利用を最適化するために開発され、地域の増大するエネルギー需要に対応する。また、重要な分野であるエネルギー貯蔵ソリューションにも取り組み、電池エネルギー貯蔵システムの強化を目標とし、水素、化学、重力、空気圧ソリューションなどの代替貯蔵方法を研究する。
NTU副学長(産業担当)のラム・キンヨン(Lam Khin Yong)教授は「今回の提携は、NTUが学際的なトランスレーショナルリサーチや国際的な産学連携を通じて、重要なグローバル課題に取り組んでいることを示すものです。NTUの先端エネルギー技術に関する専門知識を活用し、パートナーと緊密に協力することで、持続可能で強靭なエネルギーシステムの開発を加速させ、シンガポール、インド、そしてより広い地域に貢献することを目指しています」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部