2025年08月
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AIとスマートヘルスケア分野で台湾ITRIと学術協力 タイ・マヒドン大学

タイのマヒドン大学(Mahidol University)は7月14日、台湾の工業技術研究院(ITRI)との間で、人工知能(AI)とヘルスケア分野における学術協力の了解覚書(MoU)を締結したと発表した。

本MoUの締結は、AIとヘルスケア分野における協力促進を目的とする。協力分野にはバイオメディカルサイエンス、スマートホスピタルシステム、医療技術開発、AI支援診断、患者モニタリングデバイスなどが含まれる。

調印式はマヒドン大学サラヤキャンパスにて開催され、同大学のピヤミトル・スリタラ(Piyamitr Sritara)学長、チャードチャイ・ノプマニージュムラスラー(Cherdchai Nopmaneejumruslers)准教授、ノプラエヌ・サジャラックス・ディラティティ(Nopraenue Sajjarax Dhirathiti)准教授らが出席。ITRIからはエドウィン・リウ(Edwin Liu)院長およびバイオメディカル技術・デバイス研究所のエリック・Y・チュアン(Eric Y. Chuang)教授らが出席した。

会合では、マヒドン大学の病院ネットワークにおけるスマートヘルスケアの導入事例が紹介され、ITRI側も台湾の提携病院でのスマートヘルスケアの展開について発表した。本パートナーシップは、今後数年間にわたり、地域におけるヘルスケアイノベーションの推進と、タイと台湾両国におけるヘルスケアシステムの発展を支援することが期待される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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