2025年11月
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国家デジタルアーキテクチャフレームワークを正式発表 ベトナム

ベトナム科学技術省(MoST)は10月17日、ベトナム全体のデジタルシステムの開発と運用を統一的に進めるための基盤となる国家デジタルアーキテクチャフレームワークを正式に発表した。

本フレームワークは、国家のデジタルアーキテクチャの包括的モデルを提示し、政治システムのあらゆるレベルの機関が共通して活用できる基本構成要素を定義している。これにより、データの連携と共有、リソースの統合が促進され、国家レベルでの重複を回避しながら、社会経済発展の支援と国民・企業へのサービス向上を図る。また、サイバーセキュリティと情報の安全性の確保も重視されている。

国家フレームワークの目的は、既存の複数のデジタルアーキテクチャを統合し、共通プラットフォームとデータ共有によりコストを最適化することである。これにより、重複投資を防ぎ、透明性を高め、オープンデータによる説明責任と市民参加を促進し、公共サービスとビジネス環境の満足度を向上させることが期待されている。

MoSTによると、このフレームワークはすべての省庁、政府機関、地方自治体に適用され、党機関、国会関連機関、ベトナム祖国戦線中央委員会、最高人民裁判所、最高人民検察院、社会政治組織などにも対象が拡大される。その他の機関や団体も、本枠組みを参照して実施計画を策定することができる。

MoSTは、同枠組みが国家デジタル化の「マスターブループリント」として、デジタル政府、デジタル経済、デジタル社会の発展を一体的に推進する基盤になると説明している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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