2026年01月26日-01月30日
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黄鉄鉱から金が「生まれる」仕組みを解明 中国科学院の研究者が新発見

2026年01月27日

 中国科学院広州地球化学研究所の朱建喜研究員らの研究チームが、インサイチュ液体セル透過型電子顕微鏡技術を用い、金のナノ粒子が黄鉄鉱の表面に形成される過程を明らかにし、黄鉄鉱が金の沈殿を誘導する新たなメカニズムを提案した。中央テレビニュースが伝えた。

 黄鉄鉱が金の沈殿を誘導することは、高品位金鉱の形成における重要な段階である。研究チームは、インサイチュ液相透過電子顕微鏡など、複数のスケールと手法を組み合わせた技術により、黄鉄鉱と濃度10ppb(10億分の10)という極めて低濃度の含金溶液との反応過程をリアルタイムで観測した。

 朱氏は、「両者が接触して約13分後、黄鉄鉱の周囲に『緻密な液体層』が形成された。約20分後、この層の内部で金のナノ粒子が現れ始め、時間の経過とともに徐々に増え、成長した。この発見は、金が黄鉄鉱表面で形成される過程を明らかにする上で重要な根拠を提供する」と説明した。

 さらに研究を進めた結果、金のナノ粒子は溶液中で突然生じるのではなく、黄鉄鉱表面に密着した「緻密な液体層」の中で生まれることが分かった。外部溶液中の金濃度が極めて低くても、このメカニズムは金を界面へ移動させ、濃縮・沈殿させる過程を継続的に駆動し得る。このメカニズムは、熱水性金鉱床の形成過程と、表生環境で金が濃縮する過程の両方を説明できるという。

(画像提供:人民網)

広州地球化学研究所(中国科学院傘下の研究所)
 
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