首都科学技術発展戦略研究院の研究チームはこのほど、「首都科学技術イノベーション発展指数2025」を発表した。同指数は「第15次五カ年計画(2026−30年)」期を見据え、教育と科学技術の一体化改革の深化、新たな質の生産力の育成、京津冀(北京・天津・河北)地域の協同イノベーション推進などにおける北京の姿を総合的に示している。科技日報が伝えた。
同指数によると、総合指数のスコアは205.11ポイントで、2014年から24年までの累計成長率は88.75%、年平均9.64ポイント増となった。
サブ指数を見ると、2014年から24年にかけて4つの一次指標はいずれも上昇した。中でもイノベーション成果指標の成長率が最も顕著で、全体成長率は140.17%に達した。イノベーションサービス、イノベーション資源、イノベーション環境の成長率はそれぞれ82.99%、44.01%、28.26%だった。
イノベーション効率の面では、北京の科学技術イノベーションは大きく向上し、2014年から24年にかけて67.21%上昇した。これは同市の科学技術イノベーションが、要素投入型からイノベーション主導型へと急速に転換しつつあることを示しており、教育・科学技術・人材の一体化発展が強力なシステム効果を発揮していることを反映しているという。
イノベーション資源の面では、高度人材の密度が上昇した。24年末時点で、北京市の技能人材の総数は350万人を超え、うち高技能人材は122万人を上回った。イノベーション環境の面では、人文環境と生活環境がともに改善し、成長率はそれぞれ6.19%と4.54%となり、北京がイノベーション文化の醸成と都市の居住環境の向上で成果を挙げていることを示した。イノベーションサービスでは、技術市場の成長が最も顕著で、年間成長率は46.42%に達した。イノベーション成果の面では、新経済が成長し、ハイテク産業の付加価値が地域総生産(GRP)に占める割合は30%となった。
報告はさらに、24年における首都の科学技術イノベーション発展の所要な傾向を以下の6つにまとめている。
(1)教育・科学技術・人材の一体化による効果が顕著に発揮され、改革の「全国モデルケース」を形成した。
(2)政策・法規と開放環境が相互に作用し高水準の制度型開放拠点を構築している。
(3)科学技術サービスがハードテック分野に投入され、全産業チェーンのサービス生態が継続的に最適化されている。
(4)新たな質の生産力の発展が急速に形成され、成果の可視性が進んでいる。
(5)都市のイノベーション基盤が応用シーンへ拡張し「AI for Science」の新たなパラダイムを切り開いている。
(6)京津冀協同イノベーション共同体の構築が新たな段階に入り、波及効果が一層顕著になっている。

(画像提供:人民網)