2026年04月13日-04月17日
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生命科学分野の国際学術誌「Vita」、今夏に紙媒体を創刊へ

2026年04月14日

 国際学術誌「Vita」が、今年6~7月に紙媒体の定期刊行物として正式に刊行される見通しとなった。刊行元は高等教育出版社で、生命科学オープンアライアンスに参加する大学・研究機関などが連携して運営する。科技日報が伝えた。

「Vita」はラテン語で「生命」を意味する。対象分野は生命科学とバイオメディカル分野で、本誌は研究者向けに無料公開する方針だという。

 同誌創刊の背景には、中国の生命科学・バイオメディカル分野における研究力の拡大がある。関係者によると、近年、同分野で中国の研究者が国際的な主要学術誌に掲載する論文数は増加しており、こうした研究成果の受け皿となる学術誌の整備を進める狙いがあるという。

 2025年8月には、中国の15の大学・研究機関が生命科学オープンアライアンスを発足させ、Vitaの創刊を発表した。12月の年次総会では参加機関が33に増え、関連する専門委員会も設置された。これまでに、国内外の研究者約100人が学術顧問委員会への参加を依頼されているという。

 Vita編集部主任兼副編集長の姜姝姝博士によると、Vitaは2026年第1四半期にオンラインでの論文掲載を始めており、これまでにオリジナル研究論文9本を掲載した。投稿は比較的順調に集まっているという。

 姜氏は、この進展について、学術界のVitaへの期待の高さをうかがわせるものだとしたうえで、「研究者の投稿意欲も高く、水準の高い研究論文も寄せられている」と述べた。

 また、Vitaの姉妹誌の準備も進められており、シリーズ全体が段階的に整備される見込みだ。姜氏によれば、現在4~5誌の姉妹誌が準備中で、生命科学およびバイオ医学の各細分野に焦点を当て、年内に順次刊行される見通しだという。

 
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