2026年04月13日-04月17日
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中国でAI気象予報応用実証プロジェクトが始動

2026年04月15日

 中国科学技術部(省)が立案し、中国気象局地球システム数値予報センターが主導する「『一帯一路』参加国向けAIスマート気象予報応用実証」プロジェクトがこのほど始動した。人民日報が伝えた。

 同プロジェクトには、蘭州大学、中国人民大学、国家気候センターなど国内の9機関・大学に加え、モンゴル、エチオピア、カメルーン、タジキスタン、ウズベキスタンなど5カ国の気象当局や研究機関が参加している。

 プロジェクトは、「一帯一路」参加国の需要を踏まえ、中国がAI、気象衛星、数値予報の分野で蓄積してきた技術を活用し、短時間予報から中期予報、サブシーズナル予報までを切れ目なく扱うAI気象予報システムの構築を目指す。物理モデルとデータを組み合わせた手法を採用し、各国の事情に応じたローカライズにも対応する計画だ。

 プロジェクト責任者で、中国気象局地球システム数値予報センター副総エンジニアの韓威氏によると、共同研究開発やデータ共有、実証運用を通じて、協力国でのAI技術の導入を進める。少なくとも6カ国で6カ月以上運用し、気象災害の早期警戒の対象人口は1000万人規模を見込む。あわせて共同ラボも設置し、各国の気象研究・運用能力の向上につなげる考えだ。

 開発した中核AIモデルは、中国が進める「媽祖(MAZU)」構想の気象早期警戒プラットフォームに組み込み、参加国向けのサービス提供に活用する予定だという。

 
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