中国安徽省合肥市で11日、第3回中国エンボディドAI(人工知能)大会が開催された。大会では中国人工知能学会エンボディドAI専門委員会がまとめた「中国人工知能学会エンボディドAI白書(2026)」が発表された。中国新聞網が伝えた。
白書では、エンボディドAIをロボット知能の発展における重要分野と位置付けた。機械と環境の動的な相互作用、自律的な進化、自己学習を重視する点が特徴で、機械学習やアーキテクチャ設計など複数分野の知見を組み合わせる学際的な領域だとしている。
中国人工知能学会の楊易副秘書長は、ロボットと大規模モデルの融合を進めることが、エンボディドAIの実用化を後押しする重要な手段になるとの認識を示した。
白書は、手・目・脳の連携を重視し、エンボディドAIをソフトとハードを組み合わせた知能体モデルとして整理した。その上で、中国のエンボディドAIには、思考、認識、計画、実行、人と機械のインタラクションの能力が求められるとし、「身体性」「状況性」「能動性」「相互作用性」を4つの中核的特徴として挙げた。
あわせて、中国のエンボディドAIに関する重要技術を整理し、「エンボディドAI発展の15の重点方向」も公表した。具体的には、知覚、データセット、世界モデル、スウォームインテリジェンスなどが含まれており、ロボットのインテリジェント技術体系の整備を進める内容となっている。