阿里巴巴集団(アリババグループ)傘下の高徳は19日、北京で開催された「2026北京亦荘人型ロボット・ハーフマラソン」の関連イベントで、同社が開発した完全自律型のエンボディドAIロボット「途途」を公開した。北京日報が伝えた。
四足歩行ロボットである途途は、自律的に屋外を移動し、状況を判断して行動できるほか、盲導犬型ロボットとして視覚障害者の移動支援も想定している。
会場で初公開された途途は、自律的な認識、判断、実行の機能により、複雑な環境での一連の課題に対応した。静止・移動する障害物を避けながら狭い通路を通過し、突然現れる障害もリアルタイムで回避したほか、混雑した人の流れの中で給水所を自ら探すこともできたという。
高徳の関係者によると、途途の特徴は、あらかじめ経路を設定したり遠隔操作したりしなくても、屋外環境で自律的に移動し、周囲の状況に応じて判断できる点にある。都市部では、歩行者や車両の動きに加え、点字ブロックがふさがれることや、段差、水たまり、路面のくぼみなど、状況が絶えず変化する。このためロボットには、周囲の状況をリアルタイムで認識するだけでなく、交通ルールや人の行動を踏まえて危険を予測し、安全に行動する能力が求められる。
高徳は、途途について、前方にくぼみがあればまたぐか迂回するかを自ら判断し、「喉が渇いた」といった自然言語の指示に応じて売店を探し、水を購入するといった行動も可能だとしている。現在は、コーヒーの購入、宅配便の受け取り、視覚障害者の案内などにも対応できるという。

(画像提供:人民網)