中国三峡集団は4月25日、浙江省の天台揚水発電所で3号機が運転を開始したと発表した。同発電所は、中国で単機容量が最大の揚水発電所で、今年6月の全容量稼働を予定している。中央テレビニュースが伝えた。
浙江天台揚水発電所の総設備容量は170万キロワット(kW)。上部貯水池、下部貯水池、導水システム、地下発電所などで構成される。発電所には、単機容量42万5000kWの可逆式ポンプ水車・発電電動機が4基設置されている。上下貯水池の固定水位差は724メートルで、現在建設中の揚水発電所としては最大だという。
同発電所の工事進捗率は現在、約90%となっている。1号機と2号機はすでに発電を開始し、109日間にわたり安定運転を続けている。これまでに、電力需要のピーク時に発電し、需要の少ない時間帯には揚水する運用を計457回行い、電力系統に電力を供給してきた。3号機の運転開始と並行して、4号機では機器の総組み立てと無水試験が進められている。
計画では、最後の未稼働機である4号機が今年6月に運転を開始する予定だ。4基がそろえば、同発電所は全容量での稼働に入る。浙江省の電力網における調整電源として、ピーク時の電力供給、低需要時間帯の揚水運転、緊急時対応などに使われる見通しだ。
同発電所は年間約17億キロワット時の電力を供給できるとされる。これは、人口160万人規模の都市の年間生活用電力に相当するという。

(画像提供:人民網)